「ガソリン代も高いし、次は電気自動車(EV)かな?」
そう考えて調べてみると、目に入るのは「EVは後悔する」「やめとけ」というネガティブな言葉ばかり。
憧れのEV生活を夢見る反面、高い買い物だからこそ「自分だけは失敗したくない」と不安を感じていませんか?
実は、EVで後悔している人の多くは、車両の性能そのものではなく、「自分のライフスタイルとのミスマッチ」に後悔しています。
本記事では、EV購入者が実際に感じたリアルな後悔の声を徹底分析。
メリット・デメリットを忖度なしで比較し、あなたがEVを買うべきか、それとも今は見送るべきかの判断基準を明確に提示します。
この記事を読み終える頃には、後悔しないための「正しい選び方」が分かり、自信を持って次の一歩を踏み出せるはずです。
「EVはやめとけ」と言われる理由は?後悔の正体を解明
EVを購入した後に「こんなはずじゃなかった」と嘆く声には、共通する3つの理由があります。
まずは、理想と現実のギャップを正しく理解しましょう。
カタログ値とは違う?実際の航続距離のリアル
多くの初心者が最初に驚くのが、カタログに載っている「航続距離」と、実際に走れる距離の差です。
- カタログ値(WLTCモード): 理想的な条件下での数値。
- 実走行: エアコンの使用、高速走行、乗車人数によって20%〜30%ほど減少するのが一般的です。
「400km走れるから旅行も余裕」と思って購入しても、実際には300km弱で充電を気にし始めなければならない。この**「心理的な走行距離の短さ」**が、ストレスの最大の原因原因となっています。
充電待ち30分は長い?ライフスタイルの変化
ガソリン車なら5分で満タンになりますが、EVの急速充電は1回につき約30分かかります。
「コーヒーを飲んでいればすぐ」と思うかもしれませんが、急いでいる時や、充電器が先客で埋まっている時の絶望感は想像以上です。
特に、自宅に充電設備がない環境では、毎週この「30分待ち」を強いられることになり、次第に面倒臭さが勝って後悔へと繋がります。
冬場の電費悪化に驚愕!暖房使用時の注意点
EVは熱源を持っていないため、電気ヒーターで車内を温めます。これが極めて電力を消費します。
冬場に暖房をフル稼働させると、航続距離が通常時の半分近くまで落ち込む車種も少なくありません。
雪国の方や冬のレジャーを楽しみたい方にとって、この「冬の弱さ」を知らずに買うことは、最も危険なリスクと言えるでしょう。
【潜在的リスク】数年後に気づく「お金」と「維持」の盲点
購入直後には気づきにくい、数年スパンで重くのしかかる「見えないコスト」と「リスク」について解説します。
ここを無視すると、数年後の買い替え時に大きな後悔を招くことになります。
リセールバリュー(売却価格)が暴落するリスク
ガソリン車に比べ、EVの中古車価格は下落しやすい傾向にあります。
- 技術の進化が早すぎる: 数年前のモデルが「旧世代」になりやすく、価値が急落する。
- バッテリーへの不安: 中古車を買う側にとって「バッテリーがどれだけ劣化しているか」が見えにくいため、敬遠されがち。
「3年後に高く売って乗り換えよう」というメリットが、タイヤ代で相殺されてしまうケースも少なくありません。
電気料金の値上げで「ガソリンより安い」は本当か?
かつては「EV=燃料代が激安」が常識でしたが、近年の電気料金高騰でその図式が揺らいでいます。
- 家庭での充電: 深夜電力プランを活用しないと、ハイブリッド車のガソリン代と大差なくなることも。
- 外での充電: 公共の急速充電(課金制)をメインに使う場合、月額料金や都度料金を合わせるとガソリン代を上回る逆転現象が起こり得ます。
【追加セクション】航続距離の「カタログ値」に騙されない!2026年最新の目安表
EV選びで最も後悔しやすいのが、カタログに記載された「WLTCモード」の距離を鵜呑みにしてしまうことです。
実際の走行距離は、カタログ値の約7割〜8割が目安となります。
主要車種の航続距離と「実走行」の目安(2026年版)
以下の表は、2026年現在、日本で人気の高いモデルの航続距離をまとめたものです。
| 車種名 | カタログ値(WLTC) | 実走行の目安(7割) | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|
| トヨタ bZ4X | 約560km | 約390km | 週末の遠出も楽しみたいファミリー |
| 日産 サクラ | 約180km | 約120km | 街乗り・買い物メインのセカンドカー |
| 新型日産 リーフ | 約700km | 約490km | 長距離移動が多いメインカー候補 |
| テスラ モデル3 | 約700km | 約490km | 最新技術と航続距離を両立したい方 |
| レクサス LF-ZC※ | 約1000km | 約700km |
EV購入で「後悔する人」と「満足する人」の決定的な違い
同じEVに乗っても、「最高に便利!」と感じる人と「二度と買わない」と後悔する人がいます。
その差は、本人のライフスタイルと「充電環境」にありました。
後悔する人の共通点:集合住宅住まいで長距離派
もっとも後悔しやすいのは、「自宅に専用の充電コンセントがない」パターンです。
- 充電のために外出するストレス: 毎週、充電器のある施設へ通い、30分以上の空き時間を潰すのは想像以上に苦痛です。
- 高速道路を頻繁に使う: 時速100kmでの高速巡航は、街乗りに比べて極端に電力を消費します。冬場の長距離移動が多い方は、常に残量を気にする「電欠ストレス」に悩まされることになります。
満足する人の共通点:戸建て所有でセカンドカー利用
一方で、EVを絶賛する人の多くは、「自宅でスマホのように充電できる」環境を持っています。
- 家がガソリンスタンドになる: 帰宅してプラグを差すだけで、翌朝には満タン。この「ガソリンスタンドに寄る手間がゼロ」という体験は、一度味わうと離れられません。
- 用途が明確なセカンドカー: 遠出はガソリン車、日々の買い物や送迎はEVと使い分けている人は、電欠の不安がなく、圧倒的な静粛性と加速力を楽しむ余裕があります。
自分の走行パターンを可視化する重要性
後悔しないためには、「たまにある長距離ドライブ」を基準にせず、「普段の1日あたりの走行距離」を基準に選ぶべきです。
- 自宅に充電コンセントを設置できるか?
- 1日の走行距離は100km以内がメインか?
- 家から5分以内に急速充電スポットがあるか?
これらにNOが多い場合は、純粋なEV(BEV)ではなく、ガソリンでも走れるPHEV(プラグインハイブリッド車)という選択肢が、あなたにとっての「後悔しない正解」になる可能性が高いです。
失敗を防ぐ!EV選びでチェックすべき5つのポイント
EV購入後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐために、契約書にサインする前に必ず確認しておくべき5つのチェックポイントをまとめました。
補助金の「4年縛り」と返還規定を理解する
2026年現在、EV購入時には国から手厚い補助金(最大130万円※車種による)が出ますが、これには「原則4年間の保有義務」という条件があります。
もし、急なライフスタイルの変化で4年以内に売却・廃車にする場合、受け取った補助金を返還しなければならないリスクがあることを覚えておきましょう。
「合わなかったらすぐ売ればいい」という安易な考えは禁物です。
V2H対応など「災害時のメリット」も考慮する
EVを単なる移動手段としてだけでなく、*動く蓄電池」として捉えるのが賢い選び方です。
V2H(Vehicle to Home)に対応した車種と設備を選べば、災害による停電時に車から家に給電し、数日分の生活電力を賄うことができます。
この「安心感」に価値を感じられるなら、EVの購入満足度は飛躍的に高まります。
最新モデルの「バッテリー冷却機能」の有無
バッテリーの寿命を左右するのは「熱」です。特に急速充電を繰り返すと温度が上がります。
- 空冷式: 安価だが、夏場の高速走行や連続充電で性能が落ちやすい。
- 水冷式: バッテリー温度を一定に保つ機能が高く、劣化を抑えられる。
長く乗り続けるつもりなら、最新の冷却システムを搭載したモデルかどうかをスペック表や営業担当者に必ず確認しましょう。
まずは「サブスク」や「レンタカー」で試す
いきなり数百万円を支払うのが不安な方は、1ヶ月単位で利用できるサブスクリプション(カーリース)や、数日間のレンタカーで「EVのある生活」をシミュレーションすることをおすすめします。
「自分の行動範囲に充電スポットはあるか」「冬場の電費はどの程度か」を実体験することで、購入後の後悔をゼロに近づけることができます。
2026年の「実質価格」でガソリン車と比較する
2026年から補助金制度が見直され、車種によっては以前よりも実質負担額が大幅に下がっています。
車両本体価格だけで判断せず、「補助金」「」「エコカー減税」「ガソリン代削減分」を含めた5年・7年スパンのトータルコストで比較表を作ってみましょう。
意外にも、高級なガソリン車を買うより安く済むケースも増えています。
| 車種名 | カタログ値(WLTC) | 実走行の目安(7割) | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|
| トヨタ bZ4X | 約560km | 約390km | 週末の遠出も楽しみたいファミリー |
| 日産 サクラ | 約180km | 約120km | 街乗り・買い物メインのセカンドカー |
| 新型日産 リーフ | 約700km | 約490km | 長距離移動が多いメインカー候補 |
| テスラ モデル3 | 約700km | 約490km | 最新技術と航続距離を両立したい方 |
| レクサス LF-ZC※ | 約1000km | 約700km |
なぜ「実走行」は短くなるのか?
実走行距離を左右する要因は、主に以下の3点です。
- 高速道路での走行: 空気抵抗が増えるため、街乗りよりも電費が急激に悪化します。
- エアコン(特に暖房)の使用: 冬場の暖房はバッテリー消費が激しく、冬の航続距離はカタログ値の半分近くになることもあります。
- バッテリーの保護: 電欠を避けるため、実際には「残り20%」程度で充電場所を探し始めることになります。つまり、自由に使えるのはカタログ値の半分程度と考えておくと、購入後の後悔を防げます。
まとめ:EV購入で後悔しないための5か条
ここまで解説してきた「EV購入で後悔しないためのポイント」を5つに凝縮してまとめます。
- 充電環境の確保: 自宅充電ができないなら、購入は慎重に。
- 距離のサバ読み: 航続距離は「カタログの7割」が実力と心得る。
- 冬のリスク: 寒冷地や冬の暖房は、走行距離が激減すると知る。
- 売却損の覚悟: 値落ちリスクが不安なら「サブスク」を選ぶ。
- 補助金の縛り: 4年以内に売ると補助金返還が必要な点に注意。
2026年現在、EVは万能ではありません。「自宅充電ができるか」「用途を街乗りに絞れるか」という条件をクリアできる人には、最高の静粛性と加速を提供してくれる最高の1台になります。
逆に、ガソリン車と全く同じ便利さを求めるなら、今はまだ「後悔」する可能性が高いでしょう。
まずは1泊2日のレンタルで、「自分の生活に馴染むか」を試すのが失敗しない唯一の正解です。
7. EV購入の不安を解消!よくある質問(FAQ)
- Q自宅充電がなくても後悔しませんか?
- A
ライフスタイルによりますが、不便を感じる可能性は高いです。
近隣に急速充電スポットがある場合でも、週に1〜2回、30分以上の「充電待ち」が発生します。2026年現在は公共充電料金も上昇傾向にあるため、コスト面と利便性の両方で「自宅充電あり」の人より満足度が下がりやすいのが実情です。
- Qバッテリーは何年くらいでダメになりますか?
- A
最新データでは、8年経過しても初期容量の80%以上を維持できることが判明しています。
2026年時点の最新モデル(特にLFPバッテリー搭載車)は、かつてのEVよりも飛躍的に寿命が延びています。普通充電をメインにすれば、20年以上(走行距離30万km以上)使い続けることも現実的な数値となっており、過度な心配は不要です。
- Q結局、ガソリン車より維持費は安いの?
- A
走行距離が多い人ほど安くなります。
電気代は上昇していますが、それでもガソリン車に比べれば走行コストは低く抑えられます。特に「自宅充電」を活用し、オイル交換などのメンテナンス費用を削減できれば、5年〜7年の中長期スパンでトータルコストが逆転するケースがほとんどです。
- Q災害時にEVは本当に役立つの?
- A
「V2H」を導入すれば、家全体の電源として非常に役立ちます。
EVは大容量の蓄電池そのものです。停電時でもエアコンや冷蔵庫を数日間動かすことができ、ガソリンスタンドの行列に並ぶ必要もありません。この「安心感」を理由に、後悔せず満足しているオーナーも非常に多いです。
- Q5年後に売る時、下取り価格はつきますか?
- A
ガソリン車に比べると低くなる傾向がありますが、モデルによります。
技術革新が早いため、型落ちモデルのリセールバリュー(再販価値)は下がりやすいです。資産価値を気にするなら、購入ではなく「残価設定ローン」や「サブスク(カーリース)」を利用し、数年後の返却価格を確定させておくのが賢いリスク回避術です。


